生酒

生酒は劣化が激しく保存が難しいお酒です。
保存は0〜−1℃がいいとか。
味わいはフルーティーでメロンの様だとか言われます。
自分が以前地元の酒造の生酒を飲んだ事があるんですが
、メロンというか、とにかく香り豊かで口に含むと鼻へ
とフルーティーな香りが抜ける感じがたまりません。
此を飲むにあたっては「つまみなんて要らない」と言っ
た感じがしたのを覚えています。
因みに、生酒は刺し身に合わない。(笑)
冒頭に「劣化が激しい」と言いましたが、今は保存の
仕方も進歩したので、酒造元が多少遠くても生酒が各地
で飲める様になりました。
ですが、昔は「江戸の頃」などでは地方で作られた酒を
江戸に持ち込んで居たため、江戸ではすでに劣化した酒
しか飲めなかった訳です。京では、酒を作って直ぐに
賞味できたので、風味を楽しむ事が出来ました。味付け
もそれに合わせて、醤油も薄味が主流になっていました。
一方、江戸では各地から集められた=劣化したお酒なの
で風味もへったくれもないわけです。だから溜り醤油の
ような濃いものになったそうですよ。
お酒が醤油の色を変えたとはね〜。

  • 劣化を抑える。

劣化を抑える方法に「火入れ」を行うそうです。
火を入れたら生では無い様なきもしますが、それにも
種類があるんだとか。
普通に飲まれている「冷や酒」は火入れを2回行うのです
が「生酒」は1回だけなんです。
因みに、「生」と書かれて「地蔵酒」とあるのは出荷の
際に火入れを1回してあるんです。
火入れをしていない酒は原酒と言います。
原酒はアルコール度数が17〜18%と高めで蔵元でしか飲
めない位貴重なものです。中には蔵元でも飲めない事も
あるそうです。
原酒でも、販売されているものは通常は割水をしてある
ものがおおくアルコール度数が14〜15%に抑えてある物
が一般的みたいです。原酒は貴重やで〜。
飲んでみたいわ〜。
酒は本当に奥が深いね〜。