ダメだろ・・・

「母の首を絞めて殺しました・・・」
「介護殺人の真実」


というものを採り上げたTVを見ました。
母を殺した息子は裁判で無罪という温情をうけたんです。


そんな彼が自らの過去についてテレビを通して語りました。
事故で片目を負傷し、職についても
目が不自由なことでミスが多くなり仕事を辞めざる終えない
ことが多かった。
加えて、母親の介護も抱えていました。
そのなこんなで生活は苦しい一方。
食べ物もまともに買えずに小麦粉と水を炊飯ジャーで熱した
物を食していたそうな。
そんな生活に別れを告げたく行政に生活支援を求めようと
申請に行くも、窓口で不自由であるという証明書の提示を
求められたそうです。
しかし、彼には母親の介護などもあったお陰で家賃を滞納
、そして借金までも抱えていた為に、病院へ行く何百円という
お金すら無い状態でした。
そんな彼は生活保護を受けることを諦めるしかなかったんです。

そして、彼がある日母親が自らの手でネクタイで首を
絞めている光景を目撃したんです。
とてもショックだったことでしょう。
彼は、その時思ったそうです。
もう死のうと・・・
彼は、母親の首を絞めて殺しました。
次は自分です。
しかし、彼は自分で命を絶つことが出来ませんでした。
そして、彼は警察に。

裁判で、彼の生活の全てが明らかになりました。
そんな彼の辛さが判決に繁栄されたんでしょうね。
彼が無罪になったのは。


ここで問題なのが、行政の対応です。
もし、彼が生活保護の申請を受けられていたなら
こんなことは、もしかしたら起きなかったのではと。

行政側は、そんな対応はしていないというコメントをしましたが
では何故、彼は支援を諦め、そして母親を自らの手で
絞め殺さねばならなかったのか!!
お役所仕事特有の、「決まりですから」という言葉で
人、2人の人生を奪ったんです。
支援はお金が無ければ受けられないのなら
それは、支援ではないのではないかと。


私たちも何時、彼らの様になるのか分からない世の中です。
この事は、他人事ととしてではなく親身に考えたいと思いました。


つい2日前に、レッドソックス戦で始球式に投げた
○元総理の腹を思い出しました。
とても、頭にきた!
政治の仕事もまともに出来ないで
いい生活だけしている人間がいるから
本当に困っている人は何時になっても救われないんだろうと。
かつて、マリーアントワネットの
「パンが無ければ・・・」という言葉を思い出しました。
今、まさにこれが現実なんだと・・・


これを覆す英雄は日本には現れないのだろうか・・・