1994年サンマリノクラッシュ集

1994年サンマリノGP - 予選アタック中にシムテックの
ローランド・ラッツェンバーガーのマシンのフロントウイング
脱落し、ヴィルヌーヴコーナーのウォールに激突し
ラッツェンバーガーが即死。


1994年サンマリノGP - 前日のラッツェンバーガーの死の
衝撃も覚めやらぬサンマリノGP決勝において、
ウィリアムズのアイルトン・セナがタンブレロでコースアウトし
、コンクリートウォールに一直線に突き刺さる形でクラッシュ。
マシンは大破した。即座に救出活動が行われ病院に搬送されたが死亡。


当時はカーボンモノコックの強度の高さから、
「もうF1で死亡事故が起こることはない」とまで言われていたため
、死の衝撃は大きかった。
この年はレギュレーションの大幅改正により、開幕前から
安全性に疑問の声が上がっていた。
開幕前のテストでは、J.J.レートが負傷し2戦を欠場
開幕戦後、ジャン・アレジも同じくテスト中の事故で負傷し
その後の2戦を欠場している。


ラッツェンバーガーの事故が起こったサンマリノGPでは
前日にルーベンス・バリチェロが大クラッシュで鼻を骨折
決勝ではアイルトン・セナの死亡事故が発生。
安全神話は完全に崩壊し、呪われた週末と言われた。
その後も第4戦のモナコGPフリー走行の事故で
カール・ヴェンドリンガーが意識不明の重体に陥り
モナコGP後のテストでペドロ・ラミーが事故を起こし
脚に全治1年とも言われた重傷を負う。


さらに続くスペインGPの予選でも
ラッツェンバーガーに代わってチームに加入した
アンドレア・モンテルミーニが両足を骨折する事故を起こすなど
重大事故が多発。
安全性が軽視されていた状況が浮き彫りになり
レギュレーションがシーズン途中で変更される事態となった。

F1を大きく変えた年でもありますネ。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2805490