人だすけ

今朝、夜勤帰りでのことです。
職場を出て空港沿いの県道に出ようとしたところで
歩道を急ぐ一人の白髪交じりの年配の男の人が目に留まりました。
すると、その男が慌てて自分の車に向かって何か話しかけて来たんです。
どうしたのかと思い車を歩道に寄せて話を聞いたら
どうやら、仕事へ向かう途中、自家用車が故障し途中から
徒歩で職場へ向かっていたとか。
その人の仕事はバスの運転手らしく、07:05分にはバスで駅に向かう
ことになっていたそうです。
この時の時点で06:50分じゃないですか?!
今朝は、車のフロントガラスが凍る程に冷え込んでいたにも係わらず
運転手さんの額からは大量の汗が流れているのを見て嘘じゃないことを
確信しました。
助手席に乗せてその人の会社まで急行!!
乗せた場所から着くまで12分もかかる距離に職場がありました。
思いの外、遠くてこれを徒歩で向かっていたら何分かかったんだろう?
なんて思いましたね…
車内では運転手さんが、
「捨てる神があれば、拾う神もあるって本当ですね!」
って言ってずっとお礼を言いい続けていましたよ…
「何処にお勤めですか?」、「お礼を?」とか言われたのですが、
そんなつもりで乗せた訳じゃなかったので丁重にお断りをしました。
そうこうして、着いた時間は07:02分…決して間に合ったという
時間ではなかったのですが少しでも協力できて本当によかった。
運転手さんも「ありがとうございました!!」
といいながら走って職場に入って行きました。
…帰宅して
助手席の座布団の脇から折った紙が一枚?
千円札です!?
きっとお礼を受け取らないから運転手さんがそこに忍ばせて
置いていったんでしょうネ。
粋なことしますネ…まったく。(-_-)ゞ